転職

【転職 1 個人商店から中小商社へ】

 

介護保険創設にあわせて福祉用具の業界も変化することが予想されました。そこでこれからは用具だけでなく介護保険で行えるサービスに取り組むことが事業の成功の道と思い会社に提案しました。そ会社では受け入れてもらえず住宅資材の関係から住宅改修さらに福祉用具販売へと拡大している中小商社が事業企画を採用してもらい転職しました。

ここでのビジネスプランは介護ショップにケアマネジャーを配置して黒字化を図るというものでした。半年後に介護ショップの黒字化を達成し次に複合的なサービス展開提案したのですが、これに対しては時期尚早ということで次の転職となりました。

はじめに就職した葬儀屋では高齢者の基礎を学ぶ機会を与えてくれ、この中小商社の会社では経営管理、数値の重要なことを学ばせていただきました。

 

【転職 2 中小商社から大企業へ】

 

次に転職した企業は一部上場、年商一兆円、従業員1万人規模、業態は建材、電気メーカーです。この企業では従来の顧客の高齢化の対策として介護に応じたリフォームを検討、新事業の立ち上げで介護分野へ進出中でした。その事業展開は売り先として介護リフォームの店を開拓するというものです。その直営店の企画立案運営に携わることになりました。が、これは想像以上の作業で、メーカーですから介護業界に馴染んでいなません。たとえば用品の販売は直接エンドユーザーへ現金販売です、これにともない店に現金の備え、領収書発行、介護保険下での契約行為はいままでこの会社では経験のないことでした。一方会社からは売上と売掛金管理は経営の基本でした。この両方を同時に行う直営店では想像以上の作業で、あるときは不良売掛金の処理を行いいままでの黒字から赤字に転落という経験をします。売掛金管理では初めに遡っての洗い出しです。これには国保連への請求が正しい請求なのか、正しいとして全て回収されているのか、未回収への対策はどうするのか、個人負担の債権も同様に全件調査を行い、同時に毎月の売上数値の達成管理も行うという日々でした。転職2年目に血糖値が正常値を越え数秒間意識が途絶える、持っている箸が落ちる状態になり、その後閑職で過ごしますが改善せず、そのまま勤務していたら人工透析を受ける状態になったと思います。同時に会社からは収支追求が厳しくなりあわせて私の役割がおわったという判断でリストラという形で退職をしました。